ザ・ノース・フェイスの人気ショルダーバッグ「カペラ」シリーズ。
その中でも特に人気の「カペラ2」と「カペラ5」は、どちらも魅力的ながら、どのような違いがあるのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
自分にぴったりのモデルを選ぶためには、それぞれの特徴を正しく理解することが大切です。
この記事では、カペラ2と5のスペックやサイズ、容量の違いはもちろん、実際の口コミで語られる機能性のいいところや、購入前に知っておきたい悪いところまで詳しく解説します。
さらに、カペラ5にペットボトルが入るのか、カペラ2は長財布に対応しているのかといった具体的な収納力や、おしゃれなコーデのヒントもご紹介します。最終的にカペラ2と5のどっちがおすすめなのか、ノースフェイス カペラ2と5の違いをあらゆる角度から比較し、あなたのバッグ選びをサポートします。
基本性能で見るノースフェイス カペラ2と5の違い

カペラ2と5のスペックを一覧比較

カペラ2とカペラ5のどちらを選ぶか検討する上で、まずは基本的な製品仕様を正確に把握することがスタートラインとなります。
両モデルは、素材や生産国など共通する点も多いですが、サイズや容量、そして内部の構造に明確な違いが存在します。
主要な素材には、どちらも環境に配慮した「420D Duramax リサイクルHDナイロン」が採用されています。
この素材は、日常使いに十分な耐久性と軽量性を両立させているのが特徴です。
しかし、バッグとしての基本的な性能を決定づけるサイズや重量、容量といった数値には、それぞれの設計思想が反映されています。
ここでは、両モデルのスペックを一覧表にまとめました。
この客観的なデータを比較することで、ご自身のニーズにどちらが近いかを判断する第一歩となるはずです。
項目 | カペラ2 (NM72354) | カペラ5 (NM72353) |
---|---|---|
素材 | 420D Duramax リサイクルHDナイロン | 420D Duramax リサイクルHDナイロン |
サイズ (H x W x D) | 15.5 x 22.5 x 6 cm | 20.5 x 29 x 7 cm |
重量 | 約120g | 約200g |
容量 | 約2L | 5L |
内部ポケット構成 | メッシュスリットポケット x1 | スリットポケット x1, ファスナー付きメッシュポケット x1 |
生産国 | ベトナム | ベトナム |
このように、カペラ5はカペラ2に比べて一回り大きく、その分重量も増えますが、容量は倍以上になります。
また、内部ポケットの構成もカペラ5の方がより充実しており、荷物の整理がしやすい設計になっている点が分かります。
サイズと容量で見るリアルな収納力
スペック表の数値だけでは、実際の使い勝手はなかなかイメージしにくいものです。
ここでは、カペラ2の「2L」とカペラ5の「5L」という容量が、具体的にどのようなアイテムをどれだけ収納できるのかを掘り下げていきます。
カペラ2 (2L) の収納力
容量2Lのカペラ2は、まさに「身軽さ」を追求する人のためのサイズ感です。
主な収納対象は、スマートフォン、鍵、ミニ財布や二つ折り財布、ワイヤレスイヤホンといった、日常的に持ち歩く最小限の貴重品となります。
ユーザーからも「ポケット代わりになる」「必要最低限の荷物で出かけるのに最適」といった声が多く聞かれます。
ただし、荷物が少しでも増えるシーンでは、容量不足を感じる可能性も考えられます。
例えば、500mlのペットボトルは基本的に収納できません。
荷物を厳選し、軽快に行動したい日のためのサブバッグ、あるいはメインバッグとして考えるのが適切です。
カペラ5 (5L) の収納力
一方、容量5Lのカペラ5は、日常使いにおける汎用性が格段に向上します。
カペラ2に収納できるアイテムに加えて、500mlのペットボトルや手帳、コンパクトな折り畳み傘、簡単な化粧ポーチなども収納可能です。
この「プラスアルファ」の収納力が、カペラ5の大きな魅力と言えます。
「財布とスマホ以外に、飲み物も持ち歩きたい」「旅行先で使うサブバッグとして、ある程度の容量が欲しい」といったニーズに応えてくれます。
カペラ2では少し物足りないと感じる多くの人にとって、カペラ5は「大きすぎず、小さすぎず」という絶妙なバランスを提供してくれるでしょう。
カペラ5にペットボトルは入るのか

カペラ5を検討する多くの方が気になるポイント、それは「500mlのペットボトルが本当に快適に収まるのか」という点ではないでしょうか。
この機能は、特に夏場やアクティブなシーンでのバッグ選びにおいて、重要な判断基準となります。
結論から言うと、カペラ5は500mlのペットボトルを問題なく収納できます。複数の販売サイトやユーザーレビューでも、この点は明確に言及されており、カペラ5の大きなセールスポイントの一つとなっています。
バッグの高さが約20.5cm、幅が29cmあるため、一般的な500mlペットボトル(高さ約20~21cm)を横にすれば余裕をもって、少し斜めにすれば縦に近い形でも収納することが可能です。
ただし、快適に使用するためにはいくつか知っておきたい点があります。
まず、カペラ5には専用のボトルホルダーがあるわけではないため、ペットボトルはメインコンパートメント内で他の荷物と共存することになります。
そのため、長財布やスマートフォンなど他のアイテムと一緒に入れる際は、パッキングを少し工夫すると中身が安定します。
また、冷たいペットボトルを入れる際は結露に注意が必要です。
水滴で他の荷物が濡れるのを防ぐために、吸水性のある薄手のボトルカバーを併用すると、より安心して使用できるはずです。
これらの点を踏まえれば、カペラ5のペットボトル収納機能は、日常の利便性を大いに高めてくれる優れた特徴であると考えられます。
カペラ2は長財布も収納できる?
ミニマルな設計が魅力のカペラ2ですが、「長財布を愛用しているけれど、収納できるのだろうか」と疑問に思う方も少なくないでしょう。
小型バッグを選ぶ上で、長財布への対応可否は非常に重要なチェックポイントです。
この点について、カペラ2は「一般的なサイズの長財布であれば収納可能」とされています。
バッグの横幅が約22.5cm確保されているため、長さが19~20cm程度の多くの長財布は、物理的に収めることができます。
これは、コンパクトなショルダーバッグとしては特筆すべき点であり、カペラ2の実用性を高めています。
しかし、注意点もあります。
カペラ2の総容量は2Lと限られているため、長財布を入れると、残りのスペースはかなり限定されます。
スマートフォンや鍵、リップクリームといった薄い小物であれば同時に収納できると考えられますが、厚みのあるモバイルバッテリーやキーケースなど、かさばるアイテムを一緒に入れるのは難しいかもしれません。
したがって、長財布ユーザーがカペラ2を選ぶ際には、「長財布と、その他ごく少数の必須アイテムだけを持ち歩く」というスタイルが前提となります。
もし、長財布以外にもある程度の荷物を常に持ち運びたい場合は、容量に余裕のあるカペラ5を検討する方が、結果的に満足度の高い選択となる可能性が高いです。
決定的なノースフェイス カペラ2と5の違い

これまでスペックや収納力を見てきましたが、ここで改めてノースフェイス カペラ2と5の決定的な違いを整理します。
両者を分ける主なポイントは、「容量とそれに伴う汎用性」「内部ポケットの構成」、そして「ユーザーが感じるストラップの印象」の3つです。
第一に、最も大きな違いはやはり容量です。
2Lのカペラ2は「ポケットの延長線上にあるバッグ」として、荷物を最小限にしたいシーンで真価を発揮します。
対して5Lのカペラ5は、日常の必需品に加えてペットボトルなども収納できるため、一つのバッグで幅広いシーンに対応できる「汎用性の高い小型バッグ」としての役割を果たします。
第二に、内部のオーガナイザー機能が異なります。カペラ2がシンプルなメッシュスリットポケット1つであるのに対し、カペラ5はスリットポケットに加えてファスナー付きのメッシュポケットを備えています。
これにより、鍵やカード類といった失くしたくない小物をより安全に、かつ整理して収納できるため、使い勝手の良さに差が生まれます。
最後に、ユーザーからのフィードバックに見られるストラップへの評価の違いです。
カペラ2については、一部のユーザーから「ストラップが細い」「質感が安っぽく感じる」といった指摘が見られます。
これは、コンパクトさを追求した設計思想の表れかもしれませんが、荷物の重さや体格によっては気になる点となり得ます。
一方、カペラ5では同様の指摘は比較的少ない傾向にありますが、購入前には実物を確認するのが賢明です。
使用感でわかるノースフェイス カペラ2と5の違い

機能性で見るカペラのいいところ

カペラ2とカペラ5は、サイズや容量に違いこそあれ、ザ・ノース・フェイスの製品らしい、ユーザーの利便性を高める優れた機能を数多く共有しています。
これらの機能は、日々の快適な使用感に直結する重要なポイントです。
まず、両モデルともに体にフィットするように設計されたデザインが挙げられます。
これにより、歩行時や自転車に乗っているときでもバッグが揺れにくく、安定した装着感が得られます。
アクティブに動くシーンでもストレスを感じさせない配慮がなされています。
次に、ショルダーストラップの余ったテープエンドをすっきりと収納できる仕様も、共通の優れた機能です。
長さを調節した際に余ったストラップがぶら下がることがなく、見た目をスマートに保つことができます。
このような細やかなディテールへのこだわりが、製品全体の満足度を高めています。
また、バッグの外側には「デイジーチェーン」と呼ばれるループ状のテープが装備されています。
ここにカラビナなどを取り付けることで、キーホルダーや小さなアクセサリーを付けたり、すぐに取り出したい小物を引っ掛けたりと、自分仕様にカスタマイズする楽しみも提供してくれます。
もちろん、カペラ2の「究極のコンパクトさと機動性」や、カペラ5の「ペットボトルも入るバランスの取れた収納力と汎用性」といった、それぞれのモデルが持つ特有の良さも見逃せません。
購入前に知りたい悪いところや注意点
多くの魅力を持つカペラシリーズですが、購入後に「思っていたのと違った」というミスマッチを防ぐため、事前に知っておきたい注意点も存在します。
これらを理解しておくことで、より納得のいく選択が可能になります。
ストラップに関する指摘
前述の通り、特にカペラ2において、ユーザーからショルダーストラップに関する指摘がいくつか挙がっています。
「ひもが細い」「もう少し幅が欲しい」といった意見は、荷物を入れた際に肩への負担を感じやすい可能性を示唆しています。
また、高身長の方からは「ストラップが少し短い」という声も聞かれます。カペラ5ではこれらの指摘は少ないものの、もしストラップの質感や快適性を重視するのであれば、購入前に実物を試着してみるのが最も確実です。
素材の経年劣化について
両モデルに使用されている「420D Duramax リサイクルHDナイロン」は、耐久性を高めるために裏面にポリウレタンコーティングが施されている可能性があります。
このポリウレタンは、素材の特性上、空気中の水分などによって徐々に分解される「加水分解」という現象を起こします。
一般的に製造から3~5年程度で劣化が始まり、コーティングが剥がれたり、表面がベタついたりすることがあります。
これは製品の不良ではなく、素材が持つ避けられない寿命です。この劣化を少しでも遅らせるためには、使用後は汚れを拭き取り、湿気の少ない通気性の良い場所で保管するといったメンテナンスが大切になります。
完全防水ではない点
素材にはある程度の撥水性が期待できますが、バッグ自体は完全防水ではありません。
そのため、強い雨の中での長時間の使用や、バッグが水に浸かるような状況は避けるべきです。
電子機器などを入れる際は、天候に注意するか、別途防水ケースなどを利用するのが賢明です。
愛用者の口コミから見るリアルな評価

製品選びにおいて、実際に使用しているユーザーからの「生の声」は非常に参考になります。
ここでは、カペラ2とカペラ5に寄せられた口コミを分析し、それぞれのリアルな評価を探ります。
カペラ2への口コミ
カペラ2のポジティブな評価は、そのコンパクトなサイズ感に集中しています。
「財布とスマホを入れるのに丁度いい」「荷物が少ない時に最適で、もたつかない」といった、ミニマルな持ち物を好むユーザーからの支持が多く見られます。
デザイン面でも「ロゴがさりげなくて上品」と、シックな印象が好評です。
一方で、ネガティブな評価としては、やはりストラップに関するものが目立ちます。
「肩ひもが細くて安っぽい」「高身長の自分には短い」といった意見が散見されます。
また、「2Lでは少し小さいが、5Lでは大きすぎる。中間のサイズが欲しい」という、絶妙なサイズ感を求める声もありました。
カペラ5への口コミ
カペラ5は、「大きすぎず小さすぎず、まさに求めていたサイズ」という評価が圧倒的に多いのが特徴です。
収納力に対する満足度が非常に高く、「ペットボトルと長財布が両方入るのが素晴らしい」「見た目以上にたくさん物が入る」といった声が寄せられています。
生地の丈夫さや、ユニセックスで使えるデザインも高く評価されています。
カペラ2で指摘されたようなストラップへの明確な不満は少ない傾向にありますが、調整方法が少し分かりにくいと感じたユーザーもいるようです。
全体としては、日常使いのパートナーとして非常にバランスの取れた製品であることが、多くの口コミからうかがえます。
おしゃれに使いこなすコーデ術
カペラシリーズは、その機能性だけでなく、ザ・ノース・フェイスならではの洗練されたデザインも大きな魅力です。
ここでは、カペラ2とカペラ5を日常のコーディネートにどう取り入れるか、スタイリングのヒントをご紹介します。
カペラ2:アクセサリー感覚で軽快に
コンパクトなカペラ2は、アクセサリーのようにスタイリングに取り入れるのがおすすめです。
Tシャツにデニムといったシンプルなカジュアルスタイルのアクセントとして、さっと斜め掛けするだけで軽快な印象になります。
ワンピースやスカートといった女性らしい服装に合わせても、その小ぶりなサイズ感が邪魔にならず、程よくスポーティーな要素を加えてくれます。
また、ジャケットやコートの下にサコッシュのように忍ばせれば、スマートで洗練された雰囲気も演出できます。
カペラ5:万能選手として幅広く活躍
汎用性の高いカペラ5は、より幅広いコーディネートに対応可能です。
パーカーやスウェットに合わせた定番のストリートカジュアルはもちろん、比較的ラフな通勤スタイルにも自然に馴染みます。
過度にスポーティーすぎないクリーンなデザインなので、様々な服装に合わせやすいのが強みです。
女性が少し大きめのメンズライクなスタイルに取り入れるのも効果的で、ビッグシルエットのトップスと合わせるとバランス良くまとまります。
ブラックなどのベーシックカラーを選べば、どんな服装も引き締めてくれるでしょう。
カペラ2と5はどっちがおすすめ?

これまでの比較を踏まえ、最終的にあなたがどちらのモデルを選ぶべきか、ライフスタイル別の提案をします。
どちらのバッグも優れた製品ですが、最適な選択は、あなたが何を最も重視するかによって変わってきます。
カペラ2がおすすめな人
以下のような方には、カペラ2が適していると考えられます。
持ち物は常に最小限に抑えたい「徹底したミニマリスト」の方。スマートフォンや財布など、頻繁に使うものだけを分けて持ち歩く「サブバッグ」としての利用を考えている方。
そして、音楽フェスやウォーキングなど、とにかく身軽さが最優先されるシーンでの使用を想定している方です。
長財布を使うけれど、他の荷物はほとんど持たないという方にも対応できます。
カペラ5がおすすめな人
一方、カペラ5は次のような方におすすめです。
財布やスマホに加え、500mlのペットボトルや手帳などを日常的に持ち歩きたい方。
通勤から週末のお出かけまで、一つのバッグで幅広く対応できる「汎用性」を求めている方。
また、カペラ2では少し容量が物足りないと感じ、「大は小を兼ねる」という考え方で、収納力に余裕を持たせたい方にも最適です。
内部のポケットで小物をきちんと整理したいという方にも、カペラ5が向いています。
ノース フェイス カペラ2と5の違いを総括
この記事では、ザ・ノース・フェイスの人気ショルダーバッグ、カペラ2とカペラ5の違いについて多角的に解説してきました。
最終的な選択のために、重要なポイントを以下にまとめます。